アジスロマイシンが発展途上国の人々を健康にする

健康はその国の経済発展と貧困軽減に関係しています。過去50年間で感染症の問題は大きく改善しています。1950年は生まれた4人のうち1人は5歳になるまでに死んでいましたが、その割合は10人の1人になっています。しかし健康は世界の国によって大きな格差が生まれています。発展途上国では、感染症によって死亡する人が未だに多いです。特に問題となっている感染症がエイズです。エイズは1990年以降の大きな課題であり、年間で死亡者数は300万人とされます。サブサハラ・アフリカでは、1970年代硬派から流行し始め、成人の8%以上がエイズに感染しています。これは世界のエイズ感染者のおよそ70%を占める人数です、ザンビアやジンバブエ、南アフリカ、モザンビークなどでは、エイズによる死亡者の影響で平均寿命が短くなっています。エイズによる死亡者が多いのは、エイズが合併症を引き起こしやすいためです。エイズによる合併症には、非結核性肺抗酸菌症があります。結核菌とは違い人から人への感染はありませんが、エイズは人に感染するので、一緒に発症することが多いです。感染初期では自覚症状がありませんが、進行して咳やたん、息切れなどの呼吸器の症状が現れます。発展途上国ではエイズによる合併症も人々の健康を脅かしています。そこで被結核性肺抗酸菌症の治療薬として有効とされるのが、アジスロマイシンです。アジスロマイシンの服用期間は1年間が一般的で、1日600mgが適量とされます。初めて発症した場合は、アジスロマイシンの服用で60%~70%の人が菌を排出できます。再治療の場合は効果が少し薄れますが、発展途上国の人々の平均寿命を上げることが期待できます。